【大河ドラマ 光る君へ】第17話「うつろい」 感想&解説

コラム

NHK大河ドラマ 光る君へ(第17話) の感想&解説コーナーです

まずは今週もっとも印象的だったシーンから。

それはもちろん、関白 藤原道隆の最期のシーンです…!!
妻・高階貴子と初めて出会った頃に想いを馳せ、最後は――

「『忘れじの 行く末までは 難ければ 今日を限りの 命ともがな』」
「あの歌で貴子と決めた」と。

晩年の独裁・横暴ぶりが霞んでしまうような、あまりにも美しすぎる最期となりました。このような別れのシーンが見られるのは、平安時代を舞台にしたドラマならではという感じがしますね。
あまり感情の起伏が激しくない私ですが、父・兼家の最期のシーンと同様に、道隆のこのシーンにもウルっときてしまいました。
(どちらかというと、見送る貴子に感情移入して、でしょうか。)


この貴子の歌ですが、小倉百人一首にも収録されている有名な歌です。

現代語訳:
「いつまでも忘れない」というあなたの言葉が、遠い未来まで変わらないというのは難しいのでしょう。だったらいっそのこと、(その言葉を聞いた)今日限りで命が尽きてしまえばいいのに。

道隆の早すぎる死ではありましたが、あの頃と変わらない関係のまま添い遂げられたことは貴子にとっても満足だったのではないでしょうか。


ではそれ以外のシーンの感想を、ここからは時系列順に振り返っていきましょう。

明子女王の元気そうなお姿が

ほんの数話前まで兼家を亡き者にしようと即滅ソワカしていたのが噓のように(笑)、すっかり表情も和らぎました。
やはり私は明子女王にいちばん幸せになってほしいと、願ってやみません。

藤原伊周・高家兄弟の不穏なやりとり…

兄弟で「今夜はどの女のもとへ?」という会話をしている中で、伊周「さきの太政大臣 三の君だ。」と。

さきの太政大臣』とは、藤原斉信(はんにゃ金田さん)のお父さんのことですねー。作中ではそこまで言及されていませんが、やはりかなりのエリート家系なんですよね。

で、この『さきの太政大臣』には娘がおりまして、

一の君 → (序盤、大活躍していた)藤原義懐の妻
二の君 → 花山天皇の亡妻(よしこ)
三の君 → 伊周が通っているという人物
四の君 → 今後登場する…?

という感じです。
斉信にとっては自身の妹のことですから、今後なにか物語に絡んでくるかもしれませんね。

あと伊周の弟、高家は、登場から一貫して「調子に乗ってなにかやらかしそうな奴」感を溢れんばかりに醸し出していますね。
あの「それっぽい雰囲気」の再現度は凄いと思います(笑)。

暗躍する(?)安倍晴明

今作の安倍晴明のうさんくさい雰囲気はとてもいいなと思っているのですが、この17話では特にそれが出ていましたねー。
祈祷を引き受けたのに、「関白はもう助からんから適当にやっとけ」くらいの感じで従者に任せるシーンなんかまさに(笑)。

藤原道長、道兼、詮子 きょうだい3人での会話シーン

詮子の大物感がすごい…。
登場人物の中でも今かなり好きな3人なので、このまま手を組んで3人で権力を握ってほしいところなのですが…。

疫病でお亡くなりになった公卿・大納言朝光さんとは…?

とても余談になってしまいますが、どーしてもこういうのが気になってしまうもので(笑)。

藤原道綱(上地雄輔さん)の「疫病、恐ろしいなあー…」という会話の中でお亡くなりになっていたことが判明した人物。
調べたところこの方も藤原氏でした。藤原朝光
道長や道綱からすると親が兄弟の関係なので、従兄にあたる人物のようです。

そんなエリートな人物でもしれっとお亡くなりになってしまうくらい、疫病が内裏の中にも浸透してきている、というのを感じさせるシーンでしたね。

はい、それでは今週の感想&解説はこのあたりで。
次週も「光る君へ」を楽しみましょう。

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