花山天皇(かざんてんのう、かさんてんのう、968年11月29日〈安和元年10月26日〉- 1008年3月17日〈寛弘5年2月8日〉)は、日本の第65代天皇。17歳で即位するが、2年足らずで出家し退位。突然の出家について、『栄花物語』『大鏡』などは寵愛した女御・藤原?子が妊娠中に死亡したことを素因とするが、『大鏡』ではさらに、藤原兼家が外孫の一条天皇を即位させるために陰謀を巡らせたことを伝えている。
出家後の996年には、中関白家の内大臣・藤原伊周、隆家に矢で射られるという花山法皇襲撃事件が起こる。藤原道長にこれを利用される形で、伊周、隆家はそれぞれ左遷の体裁で大宰府・出雲国へ配流となった(長徳の変)。
花山天皇
第六十五代天皇
花山源氏の祖
氏族 | 皇族 |
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生没 | 968年 - 1008年 |
位階 | |
官職 | |
幕府職 |
配偶者
主な祖先
主な子孫
- 冷泉天皇
第六十三代天皇
生没 950年 - 1011年 位階 官職 幕府職 - 藤原懐子
冷泉天皇女御
生没 945年 - 975年 位階 官職 幕府職
- 冷泉天皇
-
花山天皇
- 清仁親王
花山天皇の第一皇子
花山源氏の祖
生没 ??? - 1030年 位階 四品 官職 弾正尹 幕府職 - 昭登親王
花山天皇の第二皇子
生没 998年 - 1035年 位階 四品 官職 中務卿 幕府職 - 覚源
花山天皇の第三皇子
真言宗の僧
生没 1000年 - 1065年 位階 官職 幕府職 - 深観
生没 1001年 - 1050年 位階 官職 幕府職
- 清仁親王