応保2年(1162年)生まれの成賢は、鎌倉時代前期に活躍した真言宗の僧。幼少期に醍醐寺で叔父の勝賢に学び、文治元年(1185年)に三宝院で灌頂を受ける。建久4年(1193年)には権律師に任命され、正治2年(1200年)には権少僧都に昇進。醍醐寺座主を務め、祈雨の功績により法印や権僧正に叙せられる。成賢は御修法を39度行い、その秘法は常に法験を示した。弟子たちも成賢流を継承し、道教、深賢、憲深、慈教の四傑が家風を起こした。寛喜3年(1231年)に遍智院で入寂し、藤原定家に「天下の富人」と評された。著作には『薄双紙』や『遍口鈔』などがある。享年70。











