平安時代後期の真言宗の僧である定海は、幼少期から従兄弟の三宝院勝覚に師事し、康和3年(1101年)に伝法灌頂を受ける。永久4年(1116年)には第16代醍醐寺座主に就任し、寺院の振興に貢献した。大治4年(1129年)には東大寺別当となり、長承元年(1132年)には東寺長者に就任。保延4年(1138年)には大僧正に昇進し、これは醍醐寺の僧として初めてのことだった。白河法皇や鳥羽法皇に関係する仏事に招かれ、数多くの法会に奉仕した。久安元年(1145年)に諸職を辞し、久安5年(1149年)に76歳で入寂。著書に『大治記』と『保延記』がある。弟子には元海や一海がいる。











