藤原宗忠は平安時代後期の公卿で、摂関政治から院政への過渡期に活躍した。彼の詳細な日記『中右記』は、当時の政治や社会の様子を知る重要な史料である。承保元年(1074年)に従五位下に叙爵し、以降、侍従や右近衛少将、左近衛少将を経て昇進を重ねた。応徳4年(1087年)から52年間にわたり『中右記』を執筆し、白河院政期の基本史料として名高い。音楽にも優れ、特に笙に秀でた。晩年には右大臣に至り、保延4年(1138年)には従一位に昇進したが、病のため出家し、保延7年(1141年)に薨去した。享年80。彼の業績は後世に大きな影響を与えた。















